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2010-03-05 Fri

もう鼻がむずむずしたり、くしゃみが出たりしていませんか?
ひどい人は本当に苦痛な花粉症……さて、ペットにも花粉症はあるのでしょうか?

■ペットの花粉症?
■治療法
■ペットの花粉症?
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花粉症とは、主にスギやヒノキの樹木花粉にアレルギー反応を示してしまうことです。
スギ花粉は2月中旬~3月末まで飛散し、ヒノキ花粉は4月~5月頃まで飛散します。
スギ花粉に反応を示す方の80%は、ヒノキにも反応を示すそうです。
ペットに花粉症があるのか、という問題ですが、花粉症を「花粉に対するアレルギー反応」と捉えれば、ペットも花粉症になる、と言えます。
しかし、犬の場合は人のような「鼻水・鼻づまり・くしゃみ」という症状はあまりなく、主に皮膚に問題が起こります。
皮膚にかゆみや発疹ができ、特に眼や耳にトラブルが起こることが多いようです。
かゆみのあまり皮膚を掻き壊して脱毛したり膿んでしまったり、という深刻な症状も報告されており、こういったペットが年々増加傾向にあるそうです。
■治療法
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人間ですと抗ヒスタミン剤などを使用しますが、抗ヒスタミン剤はペットには効果が少ない、と言われています。
そこで多く使用されているのがステロイドです。
ステロイドの投与でかゆみなどのアレルギー症状は収まりますが、長期使用では副作用が起きてしまう可能性もあります。
他の治療法ですと、アレルギーを引き起こす抗原エキスを注射で投与し、徐々に投与の間隔をあけていき、アレルギーが起こりにくい体質に変えていくという「減感作療法」。
インターフェロンという注射の投与を週3回、4週間ほど続けることによって崩れている免疫のバランスを整える方法。
副作用もなく、効果も期待出来ますが、高価です。
シクロスポリンという免疫抑制剤を飲ませる方法。
こちらも高価で即効性はありませんが飲ませ続けても副作用がありません。
こまめにシャンプーをしてあげることも効果的かつ、とても簡単です。
シャンプーには2つの効果があり、1つは体についた花粉を落としてくれること、もう1つは皮膚のバリア機能を持ち上げてくれることです。
花粉によるアレルギーがある子は、お散歩から帰ったら皮脂を落としすぎないシャンプーなどで洗ってあげるととても効果的です。
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アレルギーによる皮膚炎は改善が難しく、長期を要し治療も高価なことがほとんどです。
ペットがこの季節に皮膚炎を起こしたからといって花粉症だと決めつけず、他の可能性も十分考えられますのでまずはかかりつけの病院で診てもらうことが必要です。
※メルマガvol279より
テーマ:ペットの健康・病気・怪我 - ジャンル:ペット